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2013年11月 7日 (木)

monゲスト参加への道 -曽口十土の場合-

3号ゲスト参加の曽口です。今回はたいへんお世話になりました。 同人誌に参加するのも初めてなら、面と向かって他人に批評を受けるのも初めてで、 貴重な体験と勉強をさせていただきました(深く礼)

さて、5号もゲスト参加募集ということで、とはいっても 「ゲスト参加ってなんとなく敷居が高そう」とお思いの方々のために、 わたくし曽口がゲスト参加するに至った経緯を書いてみようと思います。

これを読めば、野良でヨモダでビンダレな曽口でもゲスト作家が務まる、ということが 理解していただけるでしょう。

 

小説同人誌monとの出会いは今年4月の大阪文学フリマでした。 文学フリマに行くの初めてでしが、いかんせん面倒くさがりの性格のため 何の下調べもせずに行ってしまい、結果何を買ったらいいのか分からないまま 会場内をゾンビのように彷徨い歩いておりました。 ゾンビならゾンビらしく売り子さんの姿が見えたら喰らいついていけばよさそうなものですが、 面倒なことにゾンビの前に「人見知り」という修飾語がついておりまして、 「立ち読みしていってくださ~い」とブースの方から声がかかるたびに あっちへ逃げこっちへ逃げ。 意味もなく会場を出たり入ったりするうちに、時間だけが過ぎていきました。

そんな折、売り子さんのいないチラシコーナーで目に止まったのが、monのチラシです。 でかでかと「ゲスト作家募集」と書いてありました。 かれこれ小説らしきものを書き始めて5年と、執筆歴だけは人並みにありましたので、 「同人誌に参加する」というのはちょっと魅力的に思えました。

とはいえ見本誌を手に取ってみると、白黒の至ってシンプルな装丁で、 本文をチラ見してみると「文芸」に対してかなり直球で勝負している作家さん達でした。 こりゃあ野良の曽口が入り込む余地はないなあ、と思うものの、とりあえず一冊買って帰路へ。

帰り道でじっくり読んだのですが、収録作の「○を割る」に強い衝撃を受けました。 狂気に陥っていく人間のさまをこんなにも克明に描けるものか、と。

すべて読み終わって気付いたのですが、わたしが買ったのは1号で、 monが大阪文学フリマでメインに売っていたのは2号でした。 なんともマヌケな話です。 急いで冊子の奥付に書いてある主宰の方のところにメールで頒布をお願いしたところ、 快く応じていただき、さらに、

「もし曽口さんも小説を書いていらっしゃるなら、次号に参加してみませんか?」

とのこと。

いやいやいや、待ってくださいよ。 こんなレベルの高い作者たちの中に放り込まれたら、わたしなんか一瞬で蒸発してしまいますよ。 ましてmonの同人さん達は大阪文学学校で小説・文章に対して しっかりとした研鑽を積んできた方々。 自学自習でゆる~く取り組んできた曽口ではとてもとても…。

「あまり難しく考えなくてもけっこうですよ」

主宰の誘惑はさらに続きました。

とりあえず投稿サイトにアップしてある自作のURLを、 「ほらほら、曽口はこんな狐が出てきてコンコンするどうでもいい話を書いてますよ。 断らないと大変なことになりますよ~」という願いを込めて送信したところ、

「参加していただけると、これはこれで面白そうです」

え~~~~。どうしよう…。さんざん悩んだのですが、 拒絶されたわけでもないから、やってみたら案外イケるかも、と思い 4月末に参加の申込をさせていただきました。

お話の内容はある程度固まっていて、5月からがりがりと書き始めました。 完成原稿の最終締切は8月末。 それまでに作者同士による2回の合評会を行って改稿するので、初稿の締切は7月初旬です。 2ヶ月間あればどうにかなるだろうと踏んだのです。

6月中旬に一通り書き上がったのですが、何か気に入らなくて、設定を変えて一から書き直し。 初稿締切には滑り込みでなんとか間に合いました。

合評会に臨むにあたり、「このレベルではmonには載せられない!」と言われるかと ビクビクしていたのですが、予想に反して温かい励ましと厳しい指摘をいただき、 なんとか掲載にこぎ着けることができました。

 

というような感じで、先日の文学フリマにも参加させていただきました。 来月には外部合評会も行われます。 様々な方に自作が批評の十字砲火を浴びるかと思うと、いまから楽しみでなりません。

もしゲスト参加を考えていらっしゃる方がいたら、ぜひ参加してみることをオススメします。 きっとわたしのときと同じように、みなさんが温かく厳しく迎えてくださると思いますよ。

長々と失礼いたしましたm(_ _)m

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